





「ねずこ」とは黒檜(くろべ)とも呼ばれるヒノキの一種。
ほどよい堅さ、水に強く、防カビ・防虫効果があるという特長をもつ樹木で、下駄の材料に最適です。
信州は木曽山系で採れる樹齢約300年のねずこを用いた、
天から歯まで一枚から削りだす柾(まさ)と呼ばれる質のよい工芸品。
台の表面を磨きながら微妙な凹凸をつけており、素足での履き心地がとても快適です。
樹齢が永く木目が細やかで綺麗に通る原料だからこそ為せる特長で、
夏目が柔らかく冬目が堅いことで凹凸がつくられています。
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寸法約 (cm)
台の長さ 24
台の幅 8.5(最も広い部分)
高さ 4.5
鼻緒
表地:木綿
紺地に絣調の十字文様
裏地 前坪:綿製 赤色
かかとを少し出して履くのが粋といわれます。
はみ出すことで下駄の端がかかとに当たるのが痛い方は、すっぽり履かれるのが楽です。
23~26cmくらいまでの方へおすすめです。
本品の形は「小町」と呼ばれ、
前歯が斜めになっており歩きやすく、後ろ歯が太いので安定感があります。
木の分量が多いため右近に比べ重いですが、歯が減りづらく耐久性に優れます。
歯裏にゴムは貼っておらずカランコロンと下駄ならではの音をお楽しみ頂けます。
神社などで歯裏に小さな砂利をあえて入れ込むことで磨り減りにくくなり、
たまに左右を入れ替えて履くことで、磨り減りが均等になり、長く履くことができます。
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木曽ねずこ下駄を量産していおられるのは、
今では長野県朝日村の「三村木工」さんだけです。
木曽の魅力的な伝統工芸品。
桐下駄とも塗下駄とも異なる独特の趣、
質が良いのに普段使いに気楽に履ける値頃感で作っておられます。
どうぞお楽しみ下さいませ。
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お色目については、
できる限り実際に近くなるよう心がけていますが、
撮影環境やカメラの性能、当方とお客様の画質設定などにより差異があることご了承くださいませ。
お値段は店頭価格6,400円にネット販売手数料4%を上乗せさせて頂いております。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。